DELETED STORIES あとがき②

Kondoです。
11月にも入り、M3関連の作業も終わりに向かっている中、Kondoはというと
気が抜けたせいか風邪をひきました…
恐ろしい程激動だった10月でしたが、なんとか新譜のDELETED STORIESを
完成させお届けできて一安心しております。

さて、先日Hiraiが楽曲の説明をしていましたが、
今回はKondoが担当した楽曲の説明をします!

03. Ixion / 佐籐アスカ

「Tranceっぽいの入れたいよねー」ってことで作った(軽いノリ)曲でした。
アニメTranceのようなディストーションギターとスーパーソウの折り重なりで肉厚に仕立てました。
佐籐アスカさんのボーカルのパワフルさをサビで、繊細さをAメロで上手く表現できてると思っています。

05. Binary / ビスケ

「Tranceっぽいの入れたいよねぇ」ということで作った曲第二弾です。
どっちかというとIxionが「ド派手なアニメTranceぽさ」を重視したのに対し、
こちらは「Tech Trance」のようなミニマル感や無機質感を出したいと思って作った曲です。
ビスケさんのストレートな声質がミニマルなTranceと合ってるなあと我ながら思っています。

06. Tree Of Life / 佐籐アスカ

実はこの曲が一番作曲者の予想を裏切られた曲でした。
作曲した当初は「アルバムにあるスルメ曲」的なポジションで作っていたんですが、
実際ボーカルが入った瞬間表情がガラっと変わって慌ててギターの再録やドラムの調整をしました。
特に分厚く重なったコーラスは非常に聴き応えがあります。

07. Sign / 黄身

Kondoは自他共認めるI’ve Sound好きでして、I’veさんが作る俗に言う「ダーク系」と呼ばれる楽曲類がかなり好きです。
そのダーク系を目指して作った楽曲ですね。
「Aメロはできるだけ陰鬱に、サビで一気に救いがあるかのような開放感のあるボーカルでお願いします!」
というオーダーを恐ろしいほど忠実に表現してきてくれた黄身さんのボーカルが、
更にこの楽曲のイメージをふくらませるのに役立っていると思います。

10. Travel Note / 黄身

アレンジについては先日Hiraiが語っているのでそちらを見て頂くとして、
作曲について考えていたことを記載しようかと。

この楽曲は、作品の中でいう「”クライマックスを終えたあとの帰り道”で流れていてほしいな」
という感覚で作り上げたものです。
ボーカルラインはシンプルに、でもグッと引きつけるボーカルを。
それがテーマでした。
実際黄身さんがいなければこの発想にもならなかった、黄身さんありきの楽曲とも言えます。

11. Deus ex Machina / ビスケ, 佐籐アスカ, 黄身

「アニメで言うエンディングテーマっぽいの」を作ろうとして作った曲です。
OPがHirai、ならEDはKondoという割り振りはアルバム制作開始時から決まっていたのですが、
いざエンディングっぽいもの…となるとなかなか難しいもの。
そしてたどり着いたのがこの”四つ打ちの透明感・開放感のあるポップス”でした。
I’ve Sound好き、合唱、エンディング…って時点で気づかれた方もいるかもしれませんが、
I’veさんの”とある楽曲”のリスペクトです…w